学習障害(LD:Learning Disability[ラーニングディスアビリティーズ])についてご説明させていただきます。
発達障害の一種で、日常生活には支障はなく、またコミュニケーションが取れるのに極端に苦手な分野があり、中でも『聞くこと』『読むこと』『書くこと』『話すこと』『計算すること』『推理すること』いわゆる学習すことに不可欠な能力が著しく欠けている症状。
例を上げますと、
●本は読めるのに文字が書けない
●会話はできるのに文字が書けない
●文字はわかるが、目で追いながら読むことができない
コミュニケーションは取れるので、ただの勉強嫌いと捉えられやすく人によって症状も違うため、非常に診断が難しく困難な障害です。
本人がどんなに頑張ってみても、明らかに効果がない場合は早めに医師へ相談することをおすすめします。
学習障害は今日の医学では効果のある治療法が確立されていません。
そのため、早めに専門の機関に相談を受けなるべく早くサポート体制をとり無理のないその子にあった学習法を見つけることが必要です。
何年か前に、小さい頃から書く事が苦手でいままでどんなにみんなと同じようにやってもできず、時間内に終わらなくて辛い思いをしてきたお子さんがいました。
小4のときに教育相談で『学習障害(LD)』とわかり、本人も親も「気持ちが楽になった」という事でお話を伺いました。
彼は負けずぎらいで小学校1年生の時、ひらがなを『書くこと』がとても遅くて、まわりに馬鹿にされて悔しい思いをしてきましたが、今ではそれを受け止めて大人が感心するくらい涙ぐましい努力して勉強しています。
将来はパティシエになりたいと将来に明るく希望をもって頑張っています。
私たちプロカテの信学会はこのようなお子さんを心から応援したいと思います。